うるし工房スター坊やTOOG

昨日はうんな工芸展の当番日でしたので、
１日中博物館におりました。

そこで、何度もこう思いました。

「海、きれいだなぁ」

ただ、これだけを何度も思いました。

この恩納村博物館、
「海の見える博物館」というだけあって、
当たり前に海が目の前に見えるのですが、
さらーっと一言で言うにはもったいない程、
海の見え方がきれいだなぁって。

天気が良かったってのもあるとは思いますが、
多分天気が悪くても、
あらためて見るとそう思うんじゃないかなぁ、
って思うくらいでした。

そんな海を見ながら、
お客さんが見に来ているにもかかわらず、
いいあんべぇになって
何度も居眠りをしてしまいました…

申し訳ない…

そして、
事あるごとに何度も気づかされる
ある事実にも再度気づかされました。

何度気づいても、
自分に変化や影響が見られないようで
寂しい様な気もするある事に。

！「海、きれいだなぁ」！

外から来る人や、
繊細な人なんかはきっと、
もっと感動するんだろうなっていうくらい、
穏やかできれいな海でした。

沖縄、恩納村に生まれ育ち、
当たり前すぎて
毎日の生活に溶け込んでいる自然は、
気づくたびに、
感謝と寂しさみたいなのを味わわせてくれます。

そして又それは、
いつもの様に、
毎日の生活の中に沈んで行くんだと思います。

これまでは、
感謝よりも何故か寂しさの方が
大きかった気がしますが、
昨日は何故かその寂しさも楽しめました。

その寂しさは、
気づいたそばから毎日の中に沈んで行く
頼りなさからだと思うのですが、
昨日は何故か、
逆に何度でも気づかされる事自体が
ありがたいなぁって感じました。

こういう事を
作品で表現できると
おもしろいだろうなぁって
思うんだけど、
無理矢理感があるのもいやなので、
自然に作品に反映されるのを
今後の自分に期待したい、
とのんびり思う工芸展での当番日でした。

あ、それと最後に
「うんな工芸展」、
あと１週間ありますので、
ぜひお越し下さいませ。

あともう一つ、
これだけ海がきれいに見えた、
とか言ってきて、
写真で紹介するのが自分の作品だけって…
なんて思わないでね。

海については、
ほんとかどうか
自分の目で確かめて(すみません)！

ゆたしく