うるし工房スター坊やTOOG

去年の９月頃から
取り組み始めた
新開発の道具について、
これまで、
その作成の進捗状況を
何度かお伝えしてきて、
前回の記事では、
その道具が、
既に完成していて、
現在ではもう活躍してもらっている、
という事をお伝えしました。

この道具を作成する
きっかけとなったのが、
前回の記事の写真にも写っている、
カップなのです。

では、
この道具を作成する以前は、
どのようにして
カップやお椀等の作成を
行っていたのかと言うと…

ハイ、こちらです↓



こんな奴を使っていました。

こいつも、
漆のたれを防ぐための
回転機能を持たせた室(ムロ)なんですが、
写真を見ても分かる様に、
こいつの場合、
一度に作業をこなせる数が５つまでなんです。

あっ、
写真にはお椀が３つしか写ってないですね。

でも、
こいつの機能をフルで活用すれば、
５つまでは同時に可能なんです。

５つですよ、５つ！！

…

少ないですよね…

少なすぎますよねぇ…

なので、
いま作成中のカップの様に
一度に多くの数をこなす事ができるように、
という事で始まったのが、
今回の道具の新開発なのでした。

現在作業中のカップのために
新たに作成した道具達ですが、
ここに来て、
元々あった手返し回転室(上の写真の奴)
も一緒に使う事にしちゃいました。

まぁ、
理由がいろいろあってなんですけどね。

と言う訳で、
カップの作成をこなしつつ、
さらに新たに、
元々の奴用のつく棒も急ぎで作っちゃいます。

新開発の道具の完成で、
一安心してカップの作業を進めておりましたが、
この時点で道具の作成を追加しちゃいました。

大丈夫、
時間的にかなりキツキツですけど、
行ける気がします。

行ける気がする上に、
なにより、
何故か楽しいのです。

楽しみなのです。

なんだろう、
あせるけどワクワクしてます。



変だよねぇ〜