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2011年08月08日

「嵐の夜はランタンの灯りと風の音」の巻

「嵐の夜はランタンの灯りと風の音」の巻
ランタンの灯りは、仕事をするには寂しいなぁ。

「嵐の夜はランタンの灯りと風の音」の巻
左:粉固め後、右:粉固め前

今年は台風の当たり年ですね。
前回、沖縄に接近したやつもすごかったですが、
今回の9号は
長期滞在までしてくれてまいりました。

毎回、台風の後は
家や小屋等の後片付けが大変です。
今回も、いろいろと
後片付けの予定が入ってしまいました。

そのせいで仕事に遅れが出てしまいますが、
しょうがないですね。

仕事に遅れが出るのは、
台風通過後だけではありません。
台風上陸中も、
いつ起こるかわからない停電に備えて、
慎重を要する仕事は控えています。

だからと言って、
何もしないのでは退屈なので、
簡単な仕事などはやっています。



現在、お箸を制作しているんですが、
岩肌の様なざらついた感じに
仕上げようと思っています。

そうするために、
「蒔き地」という作業を行いました。
これは、木地の補強や
岩肌の質感を表現する、
といった事等のために行うもので、
漆を塗った後すぐに「地の粉(ぢのこ)」
といわれる砂を蒔いて乾かす、
というものです。

写真は、
その蒔き地の次に行われる、
「粉固め」という作業の様子です。

蒔き地をして乾燥させた後、
地の粉の上から漆を塗ることで、
地の粉をしっかり固着させるために行います。

黒呂色漆(くろろいろうるし)に、
ガム・テレピン油という
松脂から得られる精油を
溶剤として混ぜることで、
粘度の低い状態にし、
地の粉に染み込ませる様な
感じで固着させているところです。



いつ停電してもいい様にと、
ランタンを準備しての作業でしたが、
本当に使うことになってしまいました。

寂しい灯りの下、
これなら問題なくできるだろうと
思った作業でしたが、
続行はできたものの、
思ったより大変でした。

ラジオの代わりに
風の音を聞きながら、
ランタンの寂しい灯りの下、
一人静かにする仕事は、
大変でしたが
案外いい感じでした。

たまには
こういうのも
いいかも…

いや、よくないか?







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Posted by つぅぐ at 00:20│Comments(0)屋内活動
 
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