2014年06月29日
「篩ってはみたものの…」の巻
先日、
漆芸仲間の木漆工作家夫妻から、
でいごの木紛をいただきました。
工房での作業で出た木紛です。
木工もやっているだけあって、
木紛は大量に出るようです。
我が工房では
さすがにそこまでの量は出ないので、
しっかりいただいて帰りました。
写真は、
いただいたでいご粉を
篩いにかけて
粒度ごとに分けている様子です。
この木紛をどうするのかと言うと、
このブログでよく出て来る
「刻苧」という物に使うのです。
米粉で作った糊と漆、
麻布等をとても細かく刻んだ綿、
そして木紛を混ぜて作る
漆ベースのパテ状の物です。
漆芸における刻苧のポジションは、
どちらかというと
主役というより脇役的なものです。
器物の素地の
割れや欠けの補修等に
使われることが多いためですが、
自分は最近、
素地そのものに刻苧をよく使っています。
(まぁそんなに珍しい事でもないですが。)
なので、
刻苧の材料となる木紛は
とてもありがたい物なのです。
このでいご粉を使って
新たに刻苧を素地とした作品を作ろうとの
考えもありますが、
今現在進行中の刻苧ハンバーグのアクセサリーも
完成まではまだまだな状況なので、
どうしたものか…となっております。
でもまぁ
素地を準備しておく、
というのも良い事なので、
時間を見つけて素地作りでもしようかなぁって、
前向きに考えてます

Posted by つぅぐ at 07:26│Comments(0)
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